龍如プレイ日記:第10章「愛の形」
2012-11-02


さて、やっと10話の話ができる。
 えーとどこからだっけ、そうだ蛇華の追っ手を振り切って、平和にきれいに夜なんか明けちゃって、きゃー☆夜明けの首都高素敵やぁーん、とかやってるところでした。
 不意に伊達さんが返してくれる携帯。あ、そーだ考えてみれば逮捕されて留置所ぶっこまれてるんだから、携帯押収されてるんですね。いやもう伊達さん何から何までナイスフォロー。「何か留守電入ってるぞ」と教えてくれるあたりも非常にオカンぽい。
 メッセージはシンジからで、要するに桐生ちゃんの動向が見事なまでに錦山に筒抜けだ、と。つまり桐生ちゃんのごく近い距離に錦山の内通者がいるはずだから注意してくれと。
 あのさ、それ自分の位置がものすごく危ないとこだってことも、そろそろ気づこうかシンジ。
 別に桐生ちゃんは情報管制を布いている訳ではないけれど、でもシンジが心配するレベルの頻度と精度でずーっと「現在の桐生ちゃん情報」を提供できる人となると、3人しかいないよね。
 1人は伊達さん、1人は遥。狙われている張本人の遥はもちろん、伊達さんだって疑うにはちょいと無理がある。
「──伊達さん、花屋の所へ寄ってくれ」
 桐生ちゃんが頼んで、花屋んとこで出してもらう映像は数日前の「セレナ」。どこの防犯カメラだ、しかもマイクまで。というツッコミは入れ出したら切りがないのでそこまで。
 じゃぁ歌彫のとこへ行ってきまーす、と桐生ちゃんと伊達さんが出て行ったあと、錦山へ電話を掛けた人がいる訳だ。麗奈ママであるね。
 すっかり忘れていたけどそういや花屋も前に言ってましたね。桐生が来る何日か前に「賽の河原」へ遥という女の子を捜してくれという怪しい女が来た、って。麗奈さんでしたか、そーですか。

 ……なーにが「情報は権力のところに集まるんだぜ」ですか。この辺が錦の残念なとこですよねー。
 とりあえず一度きちんと話を聞くべくセレナへ向かいます。やぁ昨日は散々暴れちゃったからなー。お店どうなってんだろ、とドアを開ける。

 俺はここまで荒らした覚えはないぞ。
 無人の店内はカウンターの中まで余す所無くぐっちゃぐちゃで、そしてカウンターの上に置き手紙。えーとざっくり言うと。
 錦山に惚れていたのでずっと悪事に加担してました、でもこのままじゃいけないって思ったから私なりのけじめをつけてきます。ごめんなさい。
 足下を見れば、結構な大きさの血痕がある。
 つまりヤンデレに惚れてたヤンデレが、桐生ちゃんの居ない間に病みイベントと死亡イベントを同時に発生させたと。
 やめてあげて。
 そこへかかってくる電話の相手がシンジですが、おーい声があからさまに重傷患者ですよー。
 麗奈さん、錦山を呼び出して襲ってみたものの返り討ちにあった模様。そしてシンジは一緒に始末されかけたので現在麗奈さん抱えて逃亡中とのこと。つまりこの血の染みはシンジ君か麗奈さんのであるね。
 すぐ行くと言いながら、まずは装備換え……ようと思ったら、明らかに足りてない。色々足りてない。ごめーんちょっとドンキ行ってくる!(大変残念な桐生ちゃんであることが誠に遺憾であります)
 とまぁ「セレナ」を飛び出せば、道の要所要所にちょっとギョッとする量の血溜まりがありましてですね。2人の追っ手となっている錦山組の連中まで襲って来る訳ですよ。どんどん状況が深刻になっていくのを伝えられながらもアイテム買いつつ、装備をもう一度換えつつ、牛丼も食いながら追っかけて行く訳です。遅い。
 にしても、シンジがねぇ。手負いでありながら、追っ手と戦って怪我を増やしつつ叩きのめして、麗奈ママ抱えて逃げて行く訳ですよ。どうやら「田中の頭」は人望もあったようで(今更ながらシンジの名字は田中である)、その腕っ節の強さを含めて惜しまれていたりする。桐生ちゃんのいない10年の間に立派になってたんだなぁ。
 こういう形でジワジワくる死亡イベントって結構キツい。

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